会社の借金を食い止める方法　警察と弁護士を比較 – 闇金を相談して解決する人こじれる人

要約　闇金の取り立てやすでに支払ってしまったお金を取り戻す方法について警察に相談する方法と弁護士や司法書士に依頼した場合のメリットやデメリットを比較してみました。警察に操短する場合の手順など事前に知っておくことでためになる記事です。

甘い言葉で人を借金地獄に追い込むのが闇金融の怖いところです。違法な金利、利息だけ払わせるジャンプなど完済不可能なうえに最終的には巨額な負債を負わせるようにできているのが闇金融です。

違法な輩を捕まえるのが警察の役割ですがその実態は？

超高金利、圧倒的な利息、全額返済できないシステム、逃げたいけど逃げることができない、無視することもできない、かといってどうすればよいのかわからないものです。そんな時に頼りにしたいのが警察です。

そもそも、闇金融はシステム自体が違法ですのですぐに警察が動いてくれれば解決するはずです。しかし、実情はそうならないものです。警察が積極的にこの手の案件に着手できないのには理由があります。それが民事不介入です。民間での取引については不介入が決まっているので確実な違法性が認められない場合は動いてくれないものです。

警察でもできることとできないことがある

闇金の取り立てなどあまりにもひどい場合は警察に通報すれば何とかしてくれるのではないか？と思ってしまいますが現実には電話で注意をするだけのことが多いです。その対応はヤフー知恵袋や教えてGooなどで検索すれば嫌というほど見ることができます。

また、警察は闇金解決の専門家ではありませんのでたとえ闇金業者が逮捕されても今まで支払ったお金が戻ってきません。さらにそのあとに何かあった場合は話しにくいなどのデメリットがあります。

と言ってもまずは警察に相談してみたいという方のためにどのような手続きをすればよいのか詳細にご説明いたしますのでじっくりと読んでください。

闇金の違法な取り立てを警察に相談するときの手順

闇金の取り立てや被害そのものをなくす場合に警察に相談することになりますが手順と必ず揃えなければならないものや決めておくべきことがあります。

警察署に行くときに決めておく事と揃えておくモノ

警察署に行く時にまずはどのような目的で行くのかを決めておかなければなりません。というのも相談に行くのか被害届を出しに行くのか告訴するのかです。

ただ単に相談だけの場合などは相談だけで終わってしまうこともあります。まれに電話で注意をしてくれる警察官の方もいますが大抵は相談を受けただけで終わってしまうことがほとんどです。

被害届は警察に被害があったことを届ける手続きです。届け出だけなので実際に違法性があるのか、捜査が確実にできるのか？という点を考慮に事件性が確認されれば捜査に入りますが多くの場合は受け取ってそのままということが多いのが実情です。

最後に告訴です。告訴は刑事訴訟法上の手続きで被害者(闇金から借りた人)が加害者(闇金)に対して行うものです。告訴をした場合は速やかに証拠となる物や関係する書類等を検察官に送らなければならない決まりになっています。

このように警察署にどのような行動を起こしてもらうかによって変わってきますのであらかじめどうしたいのか決めておくことが重要です。

警察に相談する場合はしっかりと証拠をそろえることが大切

警察署に相談することにまずどのような被害があったのかを証明するための証拠をそろえておかなければなりません。取り立ての場合で考えてみましょう。

闇金がよく使う取り立ての時の嫌がらせとして代表的なものと言えば

自宅の近所を大声で叫ぶ
8時～21時以外に電話をしてくる
ピザや出前などを大量に注文された
嫌がらせのビラを撒かれた

その他にもいろいろありますが、肝心なのが時刻やどのような内容だったのか？できれば録音やビデオ撮影できるものがあるとより確実です。電話での取り立ての場合は闇金融の名前や電話番号、振込先の口座番号などの詳細、元本の貸付日時、振込日時や金額など詳細に記録しておくことが必要です。

会社の倒産/法人破産について

大阪の場合ですが、管財人の経験のある弁護士に任せることで、社長が保持できる財産が見逃されることなく認められるようです。逆にいい加減に処理してしまう弁護士の場合、本来残すことができる財産も処分されてしまうことがある様です。

弁護士にもできることとできないことがある

闇金融の違法性を警察署に届けたとして逮捕まで至っても最悪の場合はその貸付契約書が他の業者に転売されていたりした場合は他の業者からの取り立てに合う可能性があります。また、警察に告訴状を届け出た場合は多くの手続きがあるので手間が必要であったり、すでに支払ってしまったお金はほとんどの場合は返金されません。

闇金の取り立てや支払ってしまったお金を取り戻すには？

闇金の取り立てをやめさせたい場合やすでに支払ってしまったお金を取り戻したい場合は警察に相談するよりも闇金専門の弁護士や司法書士などの専門家に依頼したほうが断然良いです。警察では事件性にならない限り動くことはありません。また、たとえ闇金が逮捕されてもお金が戻ってくることはありません。

その点、弁護士や司法書士に依頼することで闇金の取り立てをやめさせたり、闇金の金融口座を凍結しお金を取り戻すことも可能です。また、専門家に相談すると費用が必要とか思われますが実は多くの事案の場合は闇金の口座を凍結することができれば費用がかからずに支払ってしまったお金も戻ってくる可能性があります。闇金の取り立てやお金の回収をお考えの場合は法律家に相談することをお勧めします。